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「日本式NWO」構築の基になるもの(候補)としては、古事記、神道体系、古代・中世の和歌集、そして心学。さらに、洗練された、エクセレント(excellent)な統治様式としての「象徴天皇制」—— 台風の目の上昇気流による晴れやかな澄み渡りこそ「知らす」のパワーそのもの(勝手な造語ながらこれを「中心力」。同じく造語ながらその周囲で渦巻く巨大雨雲の渦と大暴風〔このあからさまなパワーの放埒を許せばいずれ自らに向かう「破壊力」ともなるところの〕「形成力」が、「知らす」との相補関係にある絶え間ない権力闘争として働くことにより、ピラミッド(人造巨大錐体)頂点型の独裁制とは程遠く、また、同様の外観をなす君主制に留まることのない(自然の産物たる富士山を想起させる)コニーデ型山体様の上下関係は厳として保持しながらも折節に深く交感しあう絶妙の(上下倶に篤く気脈通ずる感を享くるに依り心根浄化するの妙有り即ち是敬愛也)の統治形態が実現可能となる。現代日本において、前者は、現憲法下における「日本国の象徴」としての天皇陛下の各種後公務(と陛下御自身の御発意による国民との交流)。また後者は、この部分を法の支配と三権分立と国民主権下の普通選挙制による議会制民主主義に立脚した政治(すなわち三島由起夫氏の喝破した「妥協の産物」)が担当するのが現代日本国の姿。よって、現代日本における「國體」は、後者における主権者たる国民が前者における「国の象徴」たる天皇陛下への上昇気流的敬愛に応える象での陛下の御公務(と適時な御発意による国民との交流(慈しみモード)の上下連携する有りようを基本(的な統治)様式とする。——
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ところで、「日本式NWO」の構築に当たっては、上記の〝もとになる〟資料群のうち、神道と天皇制を除いて、それぞれに言語化(一定の概念化を果た)しているものをもとに、山本七平氏の発見した「日本教」のさらなる概念化に努めることにより、その(原初的な)宗教を織り成す「世界観」および「価値観」から世界的に通用しうる(であろう)普遍性をもつ各種要素を抽出する必要があるが、この抽出(析出あるいは昇華工程)に当たって極めて優れた触媒の枠割を果たすであろうと(個人的に)期待しているのが、『明かされたカバラ』関連の一連のレクチャーからうかがわれる「カバラの世界観と価値観」である、と観ている。
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