P140
大体政治の本当の顔というのは、人間が全身的にぶつかり合い、相手の立場、相手の思想、相手のあらゆるものを抹殺するか、あるいは自分が抹殺されるか、人間の決闘の場
それが言論を通じて徐々に徐々に高められてきたのが政治の姿
しかしこの言論の底には血がにじんでいる
それを忘れた言論はすぐに偽善と嘘に堕することは、日本の立派な国会ご覧になれば、よくわかる
→なるほど、滋味ん糖のオッサンが好んで「常在戦場」とのたまうのは、ダテぢゃないんだ(すくなくとも、頼もしすぎる
ムサシが登場するまではね)
P142
社会階級の搾取
→
これってつまり、“分配
(≒トリクルダウン)の欠如または著しい歪み”と
ほぼ同義だよね理解することにした
これにより、格差社会と(擬似的ではあれ)階級社会とを結びつけることができる
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p143ほか
民主主義における暗殺と全体主義における粛正
人間が一対一で決闘する場合には、えらい人も一市民もない。そこに民主主義の原理があるのだと私は考える
政治は激突
激突で一人の人間が一人の人間を許すか許さないか、ギリギリ決着のところだ。それが暗殺というかたちをとったのは不幸なことではあるけれども、その政治原理のなかにそういうものが自ずから含まれている
政治的意見において本当に一対一で、人間的に一対一だという考えが含まれなければ、民主主義は成立しない。
政治というものは呵責のないものだ
非情に呵責のないもののなかで生きているからこそ暗殺といったものが現われてくる
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p.167
三島由起夫自身による「文化防衛論」の要約……おかげで理解がはかどる
天皇は軍隊を総覧する……「総覧」かあ
↓(以下はこれをうけての個人的メモ)
総覧と統帥権との関係は? ←要精査
天 皇〜日本国の象徴~知らす
(御公務)~総覧~國體(←
1、
2)
↓
敬愛↑ ↓↑ ↓(×?)↑ ↓↑
私たち 台風の目
(一見空洞) 統 帥 文化防衛論
(民草) ↑
その静謐なエナジー~
日本式NWOの
中心力←→
形成力~民主政治(妥協の産物)
↓↑
取り巻きの(台風の目の直外側の巨大積乱雲と暴風域
として凝集する)権力追求者たち
↓↑
その様は、同時に「私たち(=民草)」の心裡の深奥を集合(→
衆合)した写し絵でもある
<2019-03-16 記>