2024-12-09
MathJaxによる数式表示がワヤ^^;になっていたので、原因究明のうえ是正しました。
内容は以下のとおりですが、原因は、バージョンが5年前の当時は2.7だったのが、3になっていたからでした。コマンド表記法が、いくつか変更されているようです。
ということで、前回の「
MathJax表示テスト」を踏襲しながら、以下のとおり、現在の最新バージョンに対応した記述により、表示テストをしてみました。
インライン数式を書くと $\dfrac{1}{2}$ や $\sin \ θ$ のようになります。
オイラーの公式は $\ e^{ix} = cos \ x + i \ sin \ x $と表記されます。
ディスプレイ数式はたとえば
\[ e^{πi} = -1\]
や
$$ E = mc^2 $$のように、センタリング+改行のスタイルで表示されます。
改行を入れたい場合は<br />を使ってください。
\[\int R\left\{z,\sqrt{\varphi(z)}\right\}dz\tag{$1$}\]
\[\varphi(z)=a_0z^4+a_1z^3+a_2z^2+a_3z+a_4\tag{3}\]
\[f(z)=\frac{C_1+C_2s}{D}\]
\[\frac{d}{dz}\left(z^hs\right)=hz^{h-1}s+\frac{1}{2}z^h\frac{\varphi^\prime(z)}{s}=\frac{z^{h-1}}{2s}\left\{2h\varphi(z)+z\varphi^\prime(z)\right\}\]
(※)上記の数式表示は、MathJaxによるWebページでの表現を、
こちらのサイトに記載の数式をお借りして、自分のブログでも表示できるかどうか試したものです。
ところで、この表示をブラウザ上で可能にするためには、メインページの<head></head>内で以下の記述をしていないといけないようです。
つまり、5年前の表示テストで使ったMathJaxのバージョンは2.7だったので、これが3にアップグレードどしているようで、やはりこれに伴い、表示の不具合が発生していたようです。
あと、同じ<head>内に以下の指示文字列を加えることで、(半角の)「$」で挟んでインライン表示(=行内表示)、(半角の)「$$」で挟めば改行表示になる、というのは同じようです。
さらに表示テストということで、以下は確率密度関数の一般式になります。
\[\frac{1}{\sqrt {2π^2}}e^{-\frac{1}{2}(\frac{x-μ}{σ})^2}\] あるいは
\[\frac{1}{\sqrt {2π σ^2}}e^{-\frac{(x-μ)^2}{2σ^2}}\] より一般的には
\[\frac{1}{\sqrt {2π σ^2}}\exp(-\frac{(x-μ)^2}{2σ^2})\] Xに関する確率密度関数F(X)としては
\[F(X)=\frac{1}{\sqrt {2π (σ_x)^2}} \ \exp(-\frac{(X-μ_x)^2}{2(σ_x)^2})\] のように表されます。
↓
さらに、別な数式表示を追記します。ちなみにこれは、とある数理経済学関連の出版予定原稿について、記載された数式の検証メモから抜粋したものです(^^)
\begin{eqnarray} E_c &=& α(η-1) \frac{E_θ}{η}+(Θ_0-\frac{E_θ}{η}) e^{-ηt}-E_θ \\ &=& \frac{α(η-1)}{η-1}+α(η-1)(Θ_0-\frac{E_θ}{η}) e^{-ηt} (1.8式) \end{eqnarray}
ここで、上記1.8式の右辺の差異を調べると\begin{eqnarray} \frac{1}{η} - 1 ←→ \frac{1}{η - 1} \end{eqnarray}となり、この展開式はたんなる等式ではないことがわかる
(つまり、直上の二式がイコールとしたときにηが2次方程式の解をもつときにのみ1.8式の上下二段の展開〔移行〕が成り立つような特異な関係式といえる)。
さてこうなると、なんともしどけない話ではあるけれど、編集上の初歩的ミスである可能性も高まってくる。事実上著者校正ができない現状では、この数ページ あとで、1.8式の上段部分を他式に代入してさらなる展開をおこなっていることから、後段の式は二十年も前の初回編集時における削除ミスの可能性が大きいと判断し、今回の校正ではこの部分を削除することにより、作業を先へと進めたい。
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Qiitaの数式チートシート - Qiita
ーー 直上サイトはバージョン2.7のときにお世話になったのですが、新バージョンへの書き換えはしてないようで、ここでも表示できていない箇所が多数あります。
なので、バージョンアップで一部のコマンドの書式が変わったのが、不具合表示の原因だったことがはっきりしました。
MAthJaXが登場してまもなく、LaTexの運営サイドが、MathJaxを呑み込んだのではないか?…と思ったりもしています(ただの憶測なので、外れているかもしれませんが^^;)
あ、そうそう。
縦書表示に関しては、いまのところは問題はないようです^^b