2021-05-23
8インチファタブレット「パッド8」は、予想以上の働き者だった。
まず、ライティング・ツールとして大活躍。その際の基本アプリは「ColorNote」になる。カレンダーとメモ機能が売りのアプリだが、軽快なレスポンスと色分けによる項目分類、そして階層型的処理ができるタイトルリスト表示が、物語の草稿(初稿)を仕上げるのに打ってつけだ。
また、このアプリだけでなく、プロット練成から構成への橋渡しをする「ハルナアウトライン free」や、手書きや線画も描ける「FiiNote」での文案捻出も、8インチ画面のなかで、いわばオールインワン・スタイルとして使い込むことができるので、アイディア創出にも極めて刺激的なツールとなっている。
ついで、重宝しているのが、白ロムにもかかわらず、WiFi環境を活かしてネットサーフィンも自在にできること。
物語を書きながら、ちょっとした調べ物も手軽にできるわけだ。もちろん動画を観ることもができるが、これはバッテリーの消耗が激しいので、調査に関連したもの以外は観ない。
また、当然ながら、現在運用している3つのブログと1個のHPを「パッド8」で更新することも問題なくできる。メールのやり取りもまったく支障ない。SNSはあえて使っていないけれども、もちろん登録すればいつでも可能だ。
さらに、WiFi環境下でネットラジオが聴けること。FM聴ではもっぱら「FMわっぴ〜」、Radimoでは「FMいるか」と、ある隠れ家的ラジオ局を聴いている。いつもは、どれもPCのサイマルラジオで聴いているが、サイマルラジオの受信情況が悪いときや、ファタブレットだけ持ちだしてノマドしているときに、アプリで聴いている。
じつは、先行入手でありながら弟分のファブレット「パッド7」では、「ハルナアウトライン free」が事実上使えないので、ライティング・ツールとして不充分だし、ラジオアプリもRadimoは使えない。なぜなら、Androidのバージョンが異なるからだ。「パッド8」は5.1にしてパッド7は4.2。どちらもかなり旧いけれども、旧いなりに、この差は大きい。