2021-01-03
きょうもここにやってきた。
いまは午後2時すぎ。元日と同じか、あるいはそれ以上にスッキリと晴れわたった空。微かに風が吹いているが、今日のほうが心なしか心地よく感じられる。
眼前にひろがる河口の水面(みなも)の無数の細波(さざなみ)も、今日がもっとも穏やかに見える。細波たちは今日もまた、河上に向けて遡上しているように見える。
静寂を破るように一羽の鴉(からす)が近くで二度ほど鳴いたあと、すこし前方を滑空するように音もなく飛行して去って行った。
さて、『海の祭礼』の続きを読もう。
「九」を読み終え「十」の中程まで読んだ。実におもしろい。ちょっと休憩して、さらに「十」の残りを読んだ。
だが、狭い車内に座ってばかりいると、さすがに腰にくる。すこし堤防道路を歩いてみようと思う。