2022-03-04 今年はDTMにも挑戦しようと思っているので、ずーっと何年も気になっていた楽譜入力を、久々に、そう…ほんとに久しぶりに、うーん…何年ぶりだろう? 10年ぶりかな? いや、たぶんそれ以上…。
とにかく、すっごく久しぶりに、楽譜入力ソフト「Concertware」を起ち上げた。iMac上のMacOS9用シミュレーションソフト「SheepShaver」内で動いてくれる、自分にとっては貴重なソフトウェアのひとつ。 ちなみに、データの保存はmidiファイルになるので非常に便利。そのこともあって、このソフトを選んだ。
さて、保存していたデータファイルを開くと、楽譜入力は全体の5分の3あたりで中断したままになっていた。
(そうか……そうだったな)
さっそく、手持ちの楽譜を見ながら追加入力をはじめたけれど、 さすがに、楽譜の細かい表示方法は忘れている。
とくに、和音の表記方法がすぐには思いだせなかった。旋律のパートが複数あるので、これらを埋めることで縦に重ねた表示をするのを思いだすまでに、少し時間がかかった。
それと、入力用鍵盤の守備範囲を超えた音域に遭遇したときも、入力作業が止まった。というか、はみ出した音は省略するしかないな…と諦めかけた。でも、画面をよく見ると、左橋に全音符が縦にずらりと並んでいる。その下のほうを押してみたら、はみ出した音域の音が入力譜面に反映された。
「お、これで完璧に記譜できる!」
ということで、とりあえず4小節追加して、いまは第36小節までの入力が済んだところ。さて、これからが大変だ。残り29小節では、これまで以上に複雑な譜面が随所に待っている。がんばるぞ!
あ、そうそう。肝心の楽譜ことに触れるのを忘れていた。作品は滝廉太郎作曲のピアノ曲『
憾(うらみ) Reget』。肺結核に冒され死期が迫っているのを感じるなかで、足掻くように悔しさをピアノにぶつける天才滝廉太郎さんの激しい想いが、この曲想とともに、怒濤のように伝わってくる…。
◎ 参考演奏:
憾(うらみ) - YouTube (ピアノ演奏:佐藤麻美子)
なお、下の楽譜画像は、楽譜出版社の版権の関係から、手持ち楽譜のうち36小節までを表示しています(^^)